インターネット時代の生き方
2019年11月14日 23時20分四国教頭研修会で、我々世代ではパソコンソフトのバイブル、『一太郎』シリーズのジャストシステム。これは徳島県の会社なんですが、まだワープロ専用機が主流でパソコンなんて家庭や個人で使うものではないという認識のころ、マイクロソフトのウインドウズがない時代に、パソコンを利用し始めた時に、一世風靡したソフトを開発した会社なんです。この当時、ワープロ、表計算、データベースがパソコンソフトの主力で、その三種の神器が「一太郎」「ロータス123」「THE CARD」といわれるものでした。まだ、マイクロソフトがウインドウズを開発できていない時に、ジャストウインドウズと言って、複数のソフトを同時に作業できることを実現していたのです。今でこそ当たり前にスマホでもできることですが、その当時は独占状態の画期的なことだったんです。その開発などに携わっていた方から、今の時代のスマホやパソコンでのセキュリティとモラル、危険を知るということを教えていただきました。知っているようで知らない危険やちょっと前なら出会い系サイトなどでの事件も多かったようですが、今では様態を変え、SNSや若者の間ではTwitter、LINEを利用しての事件が後を絶たない状況です。まだまだ、ティックトックやスナップチャット、Instagramなど次々に登場して流行っています。小学生なら荒野行動に代表されるオンラインゲーム、それもバトルロワイアル系のものなど、はやり廃りは追えないほど早いサイクルで展開しています。もちろん事件に遭うのは小中学生も例外ではなく、むしろターゲットにされているといっても過言ではありません。小学生でも加害者にも被害者にもなります。ネット上に上がった情報は、炎上したりすれば、「まとめサイト」などに掲載され、さらし者になるだけでなく、永遠に消し去ることはありません。イタズラ画像などで一時、マスコミも騒ぎましたが、その後最後まで報道されることはなかったと思います。でもあのイタズラをした写真をアップしたことで、損害賠償金にして2000万円以上の責任を負い、もちろん、大学も退学させられ、ただただ返済のための仕事をし続けるという凄惨な人生になってしまっているのです。今一度、フィルタリング制度や、スマホや携帯ゲームなどのルールを見直し、子どもたちの安全な生活を作っていくのが大人の努めだと感じました。