親善音楽会
2018年12月1日 09時05分校内音楽会を終え、市内の親善音楽会での演奏に参加しました。先日の校内音楽会はもちろん学校の体育館で開催しましたが、今回はユーホール。ホール設計と広さの違いから、音の響きが違うため(特に打楽器が違ってきます。音の減衰量、残響タイムが違うためです)、もちろんそこはきちんと、校内音楽会が終わってから、脇先生がさらにきめ細やかな指導をしてくださいました。俗に言う『箱』に合わせた演奏をすると言うことです。
この短期間でユーホールという『箱』に合わせて仕上げる六年生はさすがです。さらにはその細かなニュアンスを含め、奏者にその演奏の違いを表現させる指導に感服します。
バスの中ではリラックスモードの子どもたちでしたが、会場につくと、一気に気持ちを切り替えていました。
お家で愛情と応援の気持ちをたっぷり詰め込んでもらったお弁当でパワーを充電した後、リハーサルを行いました。
たった7分(他の学校は4分です。人数が後半の部では一番多いので7分でした。)しかない、ステージでのリハーサルでは、ユーホールでの音の響きを確かめ、全員がしっかり指揮が見えるかどうか、入退場の確認をしたりと密度の濃い練習をしました。で本番です。
後半の部を代表して、はじめの言葉を松柏の2名の子が担当しました。とても立派でした。座席に帰って来たときに、まわりに座っていた友達が小さく拍手を送ったり、がんばったねという眼差しを送っていたりする姿もよかったです。相手を思いやる優しい集団に成長しているなぁと感じました。
他の学校の演奏もしっかり鑑賞できていて、気持ちのこもった拍手を送っていました。鑑賞態度がよかったと、他の先生方からもお褒めの言葉をいただきました。
本番は、一つ一つの楽器の音が一体となった、躍動感に溢れる演奏となりました。もともと安定感は抜群でしたが、さらに芯の通ったピントの合った演奏になっていました。
こういった器楽の合奏は中学校の授業ではないそうで、この親善音楽会が最後になるため、万感の思いを込めて演奏している様子が伝わってきました。
全員合唱の「つばさをください」では、練習の成果もあり、しっかりと歌えていました。そして、様々な学校の歌声が、一つとなって、会場に響きわたり、聴衆を感動させてくれました。音楽の素晴らしさを、改めて感じることができた親善音楽会となりました。